文字サイズ
ひょうごパラスポーツ指導者協議会

競技別登録団体

競技名 対象者の障害 活動内容 リーダー 報告
肢体
車椅子
肢体立位 聴覚 視覚 知的 大会審判 大会競技補助 大会運営スタッフ 障害介助 指導補助 練習相手
1 水泳




石崎構一
2 サッカー


田中重雄
3 チェアスキー







井上英年
4 卓球


野口宰弘
5 車椅子テニス






廣瀬 茂
6 車椅子バスケットボール








増田和茂
7 車椅子ツインバスケットボール








藤本伸一
8 風船バレーボール

古岡芳弘
9 フライングディスク


宮城 新
10 ボッチャ




谷 幸子
11 野球




岩崎廣司
12 陸上




増田和茂
13 ローリングバレーボール


田中重雄
14 ローンボウルス








澤田昭雄
15 視覚・スポーツ全般




細川健一郎
16 視覚・ゴールボール





平井奈津子
17 視覚・陸上






橋本永秀
18 視覚・伴走









柳 尚武
19 知的(サッカー、バスケ、ソフト、マラソン)




浅川哲司
20 知的(水泳・陸上・体操・卓球)





田中一行
サウンドテーブルテニス
ボウリング

▲上へ

[1]水泳 報告
●藤浦福巳(西脇市)/トキめき新潟大会(第9回全国障害者スポーツ大会)/21年10月10日-12日

【遠征記】

 新潟で開催されたときめき大会に水泳競技の介護スタッフとして参加させていただきました。選手は知的障害4名、身体障害8名が参加し、私は身体障害の部を担当し、選手、米北コーチに介護スタッフ4名 計8名が長岡グランドホテルに宿泊し、和気あいあいとした中で過ごせました。
 水泳会場は、ホテルからバスで15分余り、施設は25m、50m、高飛び込み専用プールを備えていました。私は初め見る高飛び込みプールにちょっぴり感激しました。
 大会運営は素晴らしく、スタッフや地元ボランティアの心配りで毎日が清々しく選手にとって最良の場であったと思います。
 水泳で印象に残ったのは、兵庫県選手のT君は参加選手中一番の重度障害があり、左足だけで泳ぐことです。彼の自由形は「背泳ぎ」であり、50m完泳は7分を要し、そしてターン後真直ぐに泳げるかが心配でした。スタートして25mを3分40秒で折返したのですが、一番恐れていたことが起きました。それは方向が分からなくなり再びターンした壁方向に泳ぎだし、二度繰り返すという状況でした。私は競技役員が「中止」を宣告されるかもしれない不安の中、「お願い!最後まで泳がせてください」と祈るばかりでした。
 その光景を大会ゲストであるオリンピックメダリスト中村麻衣(長岡市出身)さんが、食い入る様に見て声援を送ってくれていました。ターン後の3度目で真直ぐに泳ぎ出すと会場から割れんばかりの拍手が続き、手拍子、声援と会場が一体となり全てのひとが感動と勇気を貰いました。記録は10分17秒・・泳いだT君も立派ですが、最後まで競技を続けさせてくれた競技役員の皆様に感謝します。
 次の日、競技開始前にT君を連れて中村麻衣さんに前日の応援のお礼を言いました。中村さんは「最後まで諦めずに泳ぐ姿は素晴らしかった、私の方こそ勇気を頂いて嬉しかったです」と言葉を返していただき、記念写真まで撮らせていただきました。これもひとつのドラマです。そのようなドラマの一場面に私が係われたのは、私の人生の一ページに新たな思い出が刻み込まれました。本当にありがとうございました。

●池内 正(63才)/チャレンジ!おおいた大会(第8回全国障害者スポーツ大会)/20年10月11日-13日

【支援内容と感想】

水泳会場にて 今回、「チャレンジ!おおいた大会」で支援させて頂いた選手の方は、水泳競技に出場した視覚障害者(視力0から光覚弁まで)の50歳代の男性です。出場種目は、25メートル自由形に出場され見事、銀メダルを獲得されました。
 支援内容は、[1]移動支援、[2]食事の運搬(バイキング料理のため)、[3]水泳公式練習会でのゴール及びターン時に「合図棒」での合図補助、[4]宅急便の手続き支援等です。
 私は、今回始めて参加し視覚障害者の方を支援させて頂きました。視覚障害者の方と行動を共にする基本的な知識や経験はありましたが果たして無事、大きな大会の場で活躍される支援が出来るかどうか大変不安でした。
 大会が終わり私の感想としては、当然のことではありますが、選手の方が無事自分の家に帰られたことや、大会にベストコンディションで参加された事のお手伝いが出来たことです。今回の大会では、支援される人との「信頼関係」を築く大切さを本当に強く感じました。私は、まだまだ未熟ではありますが、今回の貴重な経験を次の機会に活かしていきたいと考えております。最後に多くの皆様にお世話になり本当に有難うございました。

【今後への提案・意見】

 初めて参加させていただいた関係で、何をどこまで支援させていただくのか、自分の考えで行った部分があります。情報を共有する意味では、反省会のような機会があれば、少しでも今後に活かされるのではないかと考えます。
 支援された方のご意見もお聞きできたら、今後支援者としてよりよい支援が出来るのではないかと思います。

▲上へ

[09]フライングディスク 報告
●安藤幸子(西宮市)/トキめき新潟大会(第9回全国障害者スポーツ大会)/21年10月10日-12日

【大会同行記】

 10月9日から13日フライングディスク(以下「FD」と略)介護スタッフとして参加させていただきました。往復新幹線移動の新大阪分乗組で約70名が集合し、そこからFD選手と行動を共にした。交通機関利用中の引率や荷物運搬補助は自分の経験から考えて行動することができたが、ホーム移動の団体からはぐれないようにすることや車内の座席にスムーズについてもらうことは臨機応変に対応する必要があった。長岡駅のホームには、大会サポーターがFD身体とかFD知的などの表示板を掲げて出迎えてくれた。それ以降13日に離県するまで、専属で競技別・宿舎別のグループ行動が支障をきたさないように引率していただいた。特にFD身体とFD知的の分宿で別行動になってしまうときの連絡を絶えず取っていただいていたので大変助かった。
 3年前の兵庫大会の時はFD審判員として参加していて、競技運営の一部門で競技補助員やボランティアがなくてはならなかったが、来県する選手団のお世話にどれだけの人員を必要としたかなど、他の場面に目を向けることはなかったので、現地で初めてその大変さに気づかされた。競技2日間、午前中の雨や風で、選手の中には悪条件で競技した人もいた。会場横の河川敷の練習場では、地面がぬかるみ、仮設通路外でディスクをキャッチする補助員には長靴が用意され、ディスクを洗うための水も準備されていた。2日目の競技開始前の時間待ちで、選手控えのテントで、県や市の担当の人たちに自己紹介をしてもらったりしたが、同席の香川県の男子ボランティアが「手品」のタネを用意していて、みんなに披露してくれたので、拍手喝采の大盛り上がりで、選手の気持ちも多いに和んだように感じた。

▲上へ

[12]陸上競技 報告
●原 敏郎(姫路市)/ゆめ半島千葉大会(第10回全国障害者スポーツ大会)/22年10月23日〜25日

 第7回全国障害者スポーツ大会に始めて参加をさせて頂き「知的陸上」の介護人として活動をさせて頂きました。その体験の一端を簡単に報告させて頂きます。
 私が介護人として担当させて頂いた方は、自閉症の19歳の青年2人でした。彼らとは4泊5日間寝食を共に過ごしました。毎朝5時起きなのでちょっと辛かったのですがその15分くらい前から徐々に起きてもらうようにし、約1時間掛けて朝食を取ると云うことが滞在中の日課になりました。ホテルから競技会場までバス移動ですが思ったより交通停滞が多く、予定よりも移動時間が係ったように思います。出場する競技前には充分なウオーミングアップを行い競技に臨むようにしましたが、各個人に合ったウオーミングアップを行なうにはそれなりの知識も必要であり、私の今後の課題だと感じましたし勉強をしたいと思いました。競技の方は、体調が万全では無かったN君が1500Mで銀メダルを、400Mリレーで銅メダルを獲得してくれたことが私にとっては大変嬉しい出来事でした。また、兵庫県ではリレー競技でメダルを獲得したことが無かったので銅メダルを取れたことが参加者全員の感動を得ることが出来ました。
 今回の良い経験を日頃活動している、スペシャルオリンピックスの活動に繋げたいと思います。皆さんも多くの感動を与えてくれる全国大会に機会を見つけて積極的に参加をされることをお勧めします。

ゆめ半島千葉大会

●榊原良明(宝塚市)/トキめき新潟大会(第9回全国障害者スポーツ大会)/21年10月10日-12日

【大会同行記】

 陸上競技の介護人として本大会に参加させていただきました。具体的にどのような行動が求められているのかわからず、手探りの状態での参加でした。「選手の競技の補助をすればいいのだ」ぐらいに考えていました。結団式でわかったことですが、4泊5日の団体行動において自由な時間が殆どなく、かなりハードなボランティア役になることを覚悟していました。
 大会期間中の嬉しかったことを以下に書くことにより、私の同行記といたします。
 嬉しかったのは、私が介護の担当をしていたU選手が金メダル2個を獲得したことです。それも大会新記録での金メダルでした。特に、ビーンバック投げ競技では、全く練習のできないまま試合に臨んだにもかかわらず、ご自身が驚くくらいの新記録が出ました。また、車いす使用200mで同じチームのM選手が大会新で1位になられたことも同様に嬉しかったです。
 陸上競技参加メンバーの顔と名前を覚えた頃には新潟を離れ、兵庫県に戻ることになりました。皆さん全員とぜひ再会したく思っています。

●田下倫明(宍粟市)/トキめき新潟大会(第9回全国障害者スポーツ大会)/21年10月10日-12日

【スタッフ遠征記】

 前回まで選手として全国身体障害者スポーツ大会に参加させていただいておりましたが、今回、介護人(陸上)として初めて参加させていただきました。
 9日姫路駅を出発し、13日姫路駅に戻るまでの5日間サポートされる立場からサポートする立場に変わり、選手では見えない部分のスタッフのご苦労が分かり又、将来活躍が期待される有望な高校生のサポートにつかせていただき大変勉強になりました。
 サポートする中で、介護人としてすべきことに気づかなかったりしており、数多くの反省すべき点がありましたが、選手の皆さんの競技中、声を嗄らしながらも応援できたことに満足しております。
 選手・役員・スタッフの皆さんと最後に撮った集合写真の皆さんの笑顔は、大変印象深いものになりました。 今大会に参加させていただいたことを契機に、選手として、指導員としていろんな大会やイベント等に参加して障害者スポーツの普及、拡大のお手伝いをして行きたいと思います。

トキめき新潟大会

●柴森厚一郎/チャレンジ!おおいた大会(第8回全国障害者スポーツ大会)/20年10月11日-13日

【支援内容と感想】

車いすスラローム審判員で活動する大分県障害者スポーツ指導者協議会会員 今回初めて、第8回全国障害者スポーツ大会(大分大会)の兵庫県選手団の一員として、兵庫県障害者スポーツ指導者協議会より参加する機会を与えていただき、誠に有難うございました。
 本大会期間中(5日間)、選手の皆さんと行動を共にさせていただきました。何もかもが初めての経験ということもあって勝手がわからず、役員の方々やコーチの方々にはご迷惑をおかけしたと思います。
 本大会に参加されている選手の皆さんの頑張り、一生懸命さ、活躍を見て心から感動しました。選手の皆さんの障害を乗り越えてのスポーツへの取り組み、頑張り、目標に向かう真剣な勇姿を見て私により力強く生きるバイタリティー、エネルギーを与えていただきました。選手の皆さんはスポーツを通して、強い精神力を養育し、自分の殻に閉じこもることなく、高い目標を持ち、生活を大いにエンジョイしているように感じました。
 本大会に参加して、参加者全員(選手、役員、観客他)と歓喜、満足感、そして感動を共有できたと思います。
 このとても貴重な経験を生かし、今後も時間の許す限り、もっと指導者、支援者として各種イベント、大会等に積極的に活動し、障害者スポーツの普及、発展に少しでも助力、貢献できればと思います。次回もこのような機会を与えていただくのなら、微力ながらご協力したいと考えています。

▲上へ

[ ]サウンドテーブルテニス 報告
●谷本千津子(芦屋市)/ゆめ半島千葉大会(第10回全国障害者スポーツ大会)/22年10月23日〜25日

 第10回全国障害者スポーツ大会「ゆめ大会千葉2010」へ介護人として初参加させていただきました。
 私にとって介護人デビューは初参加の全国大会、宿泊先の同室の選手も初出場、何もかもはじめてばかりの緊張の大会でした。選手の皆さんにとっては、このステージに参加していることが既に金メダルの努力をされて臨まれていることだと思うと更に緊張しました。練習でも、日常生活でも今まで出会ったことのない私に介護人だからと任せて下さる選手に対して一生懸命のサポートをさせて頂きました。今回、私の不慣れ故の対応の未熟、初めて知ることなどもありました。また、私の実感で初出場で不安になる選手の気持ちを感じたこと、普段の練習で出来ていることが充分発揮して頂けるよう雰囲気づくりと次回への良い経験をさせて頂きました。
 千葉では、ボランティアの学生さん、職員の皆さんとも5日間お世話になり、一緒に戦ったメンバーと言ってもいいくらいの仲間意識を強く感じさせて頂きました。
 同行のコーチ、職員の皆さんに助けられて、ケガや事故もなく無事帰ってこられたことに感謝しています。ありがとうございました。

▲上へ

[ ]ボウリング競技 報告
●小黒 修(神戸市)/ゆめ半島千葉大会(第10回全国障害者スポーツ大会)/22年10月23日〜25日

 私は第8回全国障害者スポーツ大会の際に卓球の選手として参加していました。その際にスポーツトレーナーやメディカルスタッフのような人材の必要性を感じました。作業療法の学校に通う学生である私にでも何か出来ることがあるのではと考えていました。そのような中、ゆめ半島千葉大会での介助員として応募した結果、声がかかったことは本当に幸運でした。
 ボウリングの4人の選手はプレッシャーの中でも集中力を高めながら頑張り、良い成績を残したと感じました。「また次回の大会では金メダルを目指す」という選手の声を聞いた時には、また頑張ってもらいたいと思いました。
 ホテルで寝ている時に1人の選手がこむら返りになってしまい、翌日の試合後に体調が悪くなってしまいました。ホテルではこむら返りの処置は皆でしましたが、疼痛のために他の足の筋肉の緊張が高まったためにリラクゼーションコーナーで診てもらいました。
 翌日の閉会式でも体調が悪かったため車椅子と毛布を借り、筋緊張が高まった時には応急室に向かいドクターへ症状の説明を行いました。いざという時の為にも作業療法士や理学療法士のような医学的な知識のある者の同行が必要であると改めて感じました。

ゆめ半島千葉大会ゆめ半島千葉大会

▲上へ