[12]陸上競技 報告 |
●原 敏郎(姫路市)/ゆめ半島千葉大会(第10回全国障害者スポーツ大会)/22年10月23日〜25日 |
第7回全国障害者スポーツ大会に始めて参加をさせて頂き「知的陸上」の介護人として活動をさせて頂きました。その体験の一端を簡単に報告させて頂きます。
私が介護人として担当させて頂いた方は、自閉症の19歳の青年2人でした。彼らとは4泊5日間寝食を共に過ごしました。毎朝5時起きなのでちょっと辛かったのですがその15分くらい前から徐々に起きてもらうようにし、約1時間掛けて朝食を取ると云うことが滞在中の日課になりました。ホテルから競技会場までバス移動ですが思ったより交通停滞が多く、予定よりも移動時間が係ったように思います。出場する競技前には充分なウオーミングアップを行い競技に臨むようにしましたが、各個人に合ったウオーミングアップを行なうにはそれなりの知識も必要であり、私の今後の課題だと感じましたし勉強をしたいと思いました。競技の方は、体調が万全では無かったN君が1500Mで銀メダルを、400Mリレーで銅メダルを獲得してくれたことが私にとっては大変嬉しい出来事でした。また、兵庫県ではリレー競技でメダルを獲得したことが無かったので銅メダルを取れたことが参加者全員の感動を得ることが出来ました。
今回の良い経験を日頃活動している、スペシャルオリンピックスの活動に繋げたいと思います。皆さんも多くの感動を与えてくれる全国大会に機会を見つけて積極的に参加をされることをお勧めします。
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●榊原良明(宝塚市)/トキめき新潟大会(第9回全国障害者スポーツ大会)/21年10月10日-12日 |
【大会同行記】
陸上競技の介護人として本大会に参加させていただきました。具体的にどのような行動が求められているのかわからず、手探りの状態での参加でした。「選手の競技の補助をすればいいのだ」ぐらいに考えていました。結団式でわかったことですが、4泊5日の団体行動において自由な時間が殆どなく、かなりハードなボランティア役になることを覚悟していました。
大会期間中の嬉しかったことを以下に書くことにより、私の同行記といたします。
嬉しかったのは、私が介護の担当をしていたU選手が金メダル2個を獲得したことです。それも大会新記録での金メダルでした。特に、ビーンバック投げ競技では、全く練習のできないまま試合に臨んだにもかかわらず、ご自身が驚くくらいの新記録が出ました。また、車いす使用200mで同じチームのM選手が大会新で1位になられたことも同様に嬉しかったです。
陸上競技参加メンバーの顔と名前を覚えた頃には新潟を離れ、兵庫県に戻ることになりました。皆さん全員とぜひ再会したく思っています。
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●田下倫明(宍粟市)/トキめき新潟大会(第9回全国障害者スポーツ大会)/21年10月10日-12日 |
【スタッフ遠征記】
前回まで選手として全国身体障害者スポーツ大会に参加させていただいておりましたが、今回、介護人(陸上)として初めて参加させていただきました。
9日姫路駅を出発し、13日姫路駅に戻るまでの5日間サポートされる立場からサポートする立場に変わり、選手では見えない部分のスタッフのご苦労が分かり又、将来活躍が期待される有望な高校生のサポートにつかせていただき大変勉強になりました。
サポートする中で、介護人としてすべきことに気づかなかったりしており、数多くの反省すべき点がありましたが、選手の皆さんの競技中、声を嗄らしながらも応援できたことに満足しております。
選手・役員・スタッフの皆さんと最後に撮った集合写真の皆さんの笑顔は、大変印象深いものになりました。 今大会に参加させていただいたことを契機に、選手として、指導員としていろんな大会やイベント等に参加して障害者スポーツの普及、拡大のお手伝いをして行きたいと思います。
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●柴森厚一郎/チャレンジ!おおいた大会(第8回全国障害者スポーツ大会)/20年10月11日-13日 |
【支援内容と感想】
今回初めて、第8回全国障害者スポーツ大会(大分大会)の兵庫県選手団の一員として、兵庫県障害者スポーツ指導者協議会より参加する機会を与えていただき、誠に有難うございました。
本大会期間中(5日間)、選手の皆さんと行動を共にさせていただきました。何もかもが初めての経験ということもあって勝手がわからず、役員の方々やコーチの方々にはご迷惑をおかけしたと思います。
本大会に参加されている選手の皆さんの頑張り、一生懸命さ、活躍を見て心から感動しました。選手の皆さんの障害を乗り越えてのスポーツへの取り組み、頑張り、目標に向かう真剣な勇姿を見て私により力強く生きるバイタリティー、エネルギーを与えていただきました。選手の皆さんはスポーツを通して、強い精神力を養育し、自分の殻に閉じこもることなく、高い目標を持ち、生活を大いにエンジョイしているように感じました。
本大会に参加して、参加者全員(選手、役員、観客他)と歓喜、満足感、そして感動を共有できたと思います。
このとても貴重な経験を生かし、今後も時間の許す限り、もっと指導者、支援者として各種イベント、大会等に積極的に活動し、障害者スポーツの普及、発展に少しでも助力、貢献できればと思います。次回もこのような機会を与えていただくのなら、微力ながらご協力したいと考えています。
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